インクジェットプリンター用ユニバーサル洗浄液 使用方法PLUS

この洗浄液は、プリントヘッドのノズルからインクの残留物や不純物を取り除くために特別に配合されたもので、プリンターの正常な動作を回復し、耐久性を向上させます。
この商品はインクジェットタイプのすべてのプリンターに使用できますブラザー、キヤノン、DELL、エプソン、HP、Lexmark、リコーなど。

ご使用上の注意

• 常温の洗浄液を使用して、プリントヘッドに残った不純物乾燥したインクや微細な紙くずを溶かしてください。
• あらかじめ作業スペースを綺麗にして、余計な汚れを防ぎましょう。
• 手袋を着用してください。
• キッチンペーパーなどの良質で吸水性の高い紙を使用してください破れてプリントヘッドなどに残ってしまう可能性のある紙は使用しないでください。
• 洗浄液を使用した後は、プリントヘッドに残った液体を完全に取り除くために、必ず1回以上ヘッドクリーニングを行ってください。
• 洗浄後の印刷結果が良くない場合には、洗浄からプリンターの再起動までの時間を長めに空けるようにし、その後追加でノズルクリーニングを実行してみてくださいインクが完全に溶けるまでに数時間かかる場合がありますので、すぐに印刷を行う必要がある場合はご注意ください。

固定・取り外し可能タイプのプリントヘッドクリーニング

• プリンターを「カートリッジ交換」モードにします。
• プリンターの電源コードを抜きます。
• すべてのカートリッジを本体から取り外します。
• ヘッドが固定タイプの場合、キャリッジ部の下に吸水ペーパーを二重にして挟み、プリントヘッドの近くに配置します洗浄中にプリントヘッドから出た不純物などを吸収させます。ヘッドが取り外し可能タイプの場合、ヘッドの大きさに合わせた容器を用意し、その中に入れます。
• 左の写真を参考に、付属のゴムチューブプリンターの形状にあわせて3サイズからお選びくださいや付属のアダプターこちらもプリンターに合わせて使い分けますを注入器に装着します。
• 各色ごとに以下の手順を繰り返します。
-----> 洗浄液を2ml取ります。
-----> チューブアダプターをインク注入口に置きます。
-----> ゆっくりと注入器のピストンを押して、洗浄液を注入します。
• 洗浄液が乾燥したインクや不純物を溶かすのを数分間待ちます。
• 固定ヘッドの場合インクや液体が落ちないよう注意して、キャリッジ部の下から吸水ペーパーを取り除きます。
• すべてのカートリッジをプリンター本体に取り付けます。
• 電源プラグをつなぎ、プリントヘッドの位置調整が終わるのを待ちます。
• プリントユーティリティを使用し、クリーニングを実行します。
• ノズルチェックパターンを印刷して、結果を確認します。

一体型タイプのプリントヘッドのクリーニング

• 洗浄するカートリッジをプリンター本体から取り外します。
• カートリッジをクリーニングするのにちょいど良い大きさの容器を用意します。
• キッチンペーパーなどの吸収紙を適度に折って容器に置き、そこに洗浄液を2〜3ml塗布します。
• カートリッジのインクの付いている部分を、吸収紙の洗浄液で濡れた部分に接するようにして、容器に入れます。
• 数分間放置し、ヘッドに付着している不純物や乾燥したインクを洗浄液が溶かすのを待ちます。
• カートリッジを取り出し、プリントヘッドをキッチンペーパーなどでやさしく拭きますインクが少量こぼれることがありますが正常です。
• プリンター本体にカートリッジを取り付けます。
• プリンターが動作準備完了になるのを待ちます。
• プリントユーティリティを使用し、クリーニングを実行します。
• ノズルチェックパターンを印刷して、結果を確認します。

アダプターを用いた、プリントヘッドのクリーニング

• 洗浄するカートリッジをプリンター本体から取り外します。
• カートリッジからインクが漏れることがあるので、十分な作業スペースを確保してください。
• 注入器で洗浄液をおよそ2ml取り、アダプターを注入器に乗せます。
• 写真1のようにカートリッジを逆さにして、アダプターをプリントヘッドに密着させます。 アダプターをカートリッジにしっかりと固定したまま、1〜2mlの洗浄液をプリントヘッドに注入しますアダプターがしっかりと固定されていないと、洗浄液がカートリッジから漏れてしまいます。その場合には、アダプターを再度固定しなおしてください。
• カートリッジをひっくり返し、洗浄液がプリントヘッド内の不純物や乾燥したインクを溶かすのを数分間待ちます。
• 写真2のようにカートリッジを置いて、カートリッジからおよそ2mlの洗浄液とインクを吸引します。 不純物や余分な空気を抜き取って、インクが正常に流れるようにします。
• プリントヘッドをやさしく拭いて乾かしインクが少量こぼれることがありますが正常です、プリンター本体にカートリッジを取り付けます。
• プリントユーティリティを使用し、クリーニングを実行します。
• ノズルチェックパターンを印刷して、結果を確認します。

[ご注意] “長方形”のプリントヘッドでの、アダプターを用いた洗浄について
一体型タイプのプリントヘッドでは、アダプターがプリントヘッド全体をカバーできる場合に限り、この方法でのクリーニングを行ってください。
カートリッジに対してアダプターが短い場合や、正しく固定できない場合、洗浄液の注入や吸引が正しく行えないことがあります。
その場合は、上記の通常の方法を使用することをお勧めします。

テストページ

クリーニング後、プリントテストページを印刷することをおすすめします。

テストページを印刷する目的は
• 洗浄液を使用した後、プリントヘッドから余分な液体を排出させます。
• プリントヘッドと各色が正しく機能していることを確認します。
• プリントヘッドの正しい位置合わせを確認します。
• 別のブランドのインクを新たに補充する前に、カートリッジ内のすべてのインクを排出します。

用語解説

pl ピコリットル
ひとつのノズルから出てくるインク1滴分の大きさを表します。
1pl = 1/1,000,000,000,000 リットル兆分のリットル

プリントヘッド
プリントヘッドはプリンターの心臓部です。小さなインクのしずくはここを通って噴射され、用紙に噴き付けられます。最新世代のインクジェットプリンターでは、約1.5plのインクのしずくを1000個の小さなノズルで噴射できます。プリントヘッドにはノズルが1000個以上もあります。そのため、インクをカートリッジに補充する場合は、プリントヘッドを損傷させず長持ちさせるような、高品質のインクを選択することが重要になります。
superInkは最新の製品ラインで高品質インクを実現しました。
 

印刷技術
プリントヘッドには、大別して2つの印刷技術が使用されています。

• サーマル方式
各ノズルには、電流が通過する抵抗器が配置されています。電流が流れると、抵抗器は数マイクロ秒で数百度まで加熱され、インクとの接触部分に蒸気の泡が発生します。この蒸気泡を膨張させると、ノズル部分からインクのしずくが滴ります。この方式は家庭用オフィス用のプリンターで最も広く使用されており、主にHP (ヒューレット・パッカード)、キヤノン、Lexmarkで使用されています。

• ピエゾ方式
各ノズルの下部に、ピエゾ素子で囲まれたインクの流路があります。電流が流れることでピエゾ素子が変形を起こし、その結果、インクが外へ押し出されます。これは、主にブラザーとエプソンのインクジェットプリンターに使用されている方式です。
 

【取外し出来ないヘッド】【一体型ヘッド】【取り外し可能なヘッド】の違い
• 取外し出来ないヘッド
プリンターに直接取り付けられているプリントヘッドは、プリンターの製品寿命と同じ耐用年数に設計されています。インクがなくなるたびにヘッドを交換する必要がないので、メンテナンス費用が大幅に削減されます。それに加えて、印刷品質は一般的に良く、較正キャリブレーションを必要としません。しかしながら、ヘッドが損傷して交換修理に出す場合、修理費用が極端に高額になることもあるため、むしろ新しいプリンターを購入するほうが安くなってしまう場合もあります。
 

• 一体型ヘッド
交換可能なインクカートリッジのうち、いくつかはこのタイプです。カートリッジ内のインクが使い果たされるたびに、カートリッジとプリントヘッド全体を新しいものに交換します。一般的に純正品のプリントヘッドの価格は高く、また高精度のヘッドを安く生産することが難しくなります。しかし、プリントヘッドが損傷したり詰まったりした場合は、新しくカートリッジを購入して交換するだけで済むので、問題が簡単に解決できます。
 

• 取外し可能なヘッド
このヘッドは、上記2つの方式を組み合わせたタイプです。プリントヘッドをプリンターから容易に取り外すことができ、通常、レバーまたはフックを持ち上げることで、必要なときにインクカートリッジを交換することができます。多くのキヤノンプリンターと一部のHPプリンターは、このタイプのプリントヘッドを使用しています。プリントヘッドは、プリンターの製品寿命と同じ耐用年数に設計されていますが、もし目詰まりなどの問題があった場合でも、お客様自身で簡単に交換でき、さらにより経済的に対処することが可能です。